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10.04月02日
換気・消毒…ネイルサロンに衛生基準指針新設へ　厚労省
厚生労働省の生活衛生関係営業等衛生問題検討会は、ネイルサロンの衛生基準ガイドラインをまとめた。全国的に店舗が増えるなかでトラブルの報告もあり、換気や消毒、皮膚のチェックなどについて指針を設けることにした。今夏をめどに保健所のある自治体や関係団体に通知し対応を促す。　ガイドラインは、作業場の十分な換気や器具の消毒の手順、客のアレルギーの有無などの健康状態の確認、健康被害発生のリスクの説明などについて定めた。同省生活衛生課の担当者は、「ガイドラインに罰則はないが、著しく問題があれば、行政指導の対象になる」と話す。　国民生活センターの２００８年の報告によると、サロンと自己使用を合わせて、１０年間で少なくとも３８件のネイルアートのトラブル報告があった。「つけ爪（づめ）をした指が化膿（かのう）した」「バクテリアが繁殖し爪が黒くなった」などがあった。　法人・個人合わせ約１万５千会員からなるＮＰＯ法人日本ネイリスト協会が発行した「ネイル白書」によると、０７年現在でネイルサービスをしているのは全国で約１万１３５０店舗ある。