10.04月28日 | ||
美容医療 ブームの裏で何が | ||
「しわ取り30万円」「二重まぶた手術60万円」など、もっと美しくなりたいという女性たちの願いを叶える美容医療業界が拡大を続けている。「プチ整形」や「アンチエイジング」と称して気軽に施術を受けるユーザーが増え続けているのだ。医師にとっても美容医療は値段を自由に設定できる利点があるため、他の診療科からの参入が相次いでいる。経営強化を目的に美容外科を開設する自治体病院も登場した。しかし一方で、医師免許さえあれば、専門の資格は必要ないため、十分な教育を受けていない医師によるトラブルも増加。小顔にする手術を受けた結果、歯と歯茎を失い流動食しか食べられなくなるなど、深刻な被害も出ている。こうした中、長期間の教育で美容外科の専門医を育てる取り組みも始まった。小児科や産科で依然厳しい医師不足が続く一方で活況ぶりが目立つ美容医療業界。その実態に迫り、医療としての美容のあり方を考える。 |
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