13.01月25日 | ||
性別格差少ないデンマーク、ヘアカット代も「男女平等」に | ||
[コペンハーゲン 21日 ロイター] 社会的な男女間格差が少ないことで知られる北欧諸国の一角デンマークで、ヘアサロンの料金体系にも「男女平等」を導入する動きが出ている。 同国の平等待遇委員会は先月、ヘアサロンでの男女間の料金格差は違法だと事実上決定。女性のカット代528クローネ(約8400円)、男性のカット代428クローネという料金設定は不当だと訴えていた女性の主張を認め、広告を出していたヘアサロンに2500クローネを支払うよう命じた。 この決定に対し、ヘアサロン業界からは「ばかげている」と反発の声が挙がっている。 個人経営ヘアドレッサー・美容師団体のコニー・ミケルセン会長は「非常に単純なことだが、女性の方が(カットに)時間がかかる」と主張。新たな料金体系をどう設定すべきかについては裁判所の決定待ちとなるが、長さによる「従量制」を採用すれば、「何がミディアムでどこまでがロングかなど、顧客と意見がぶつかることになる」ため、現場は大混乱を招くと否定的だ。 世界経済フォーラム(WEF)がまとめた政治、経済、健康、教育の4分野での性別格差を評価した国別ランキングでは、デンマークは135カ国中の7位となっている。 |
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