13.08月30日 | ||
カロリーコントロールできる コンニャク加工食品 | ||
大塚食品(大阪市中央区)のコンニャク加工食品「マンナンヒカリ」が、注目を集めている。お米といっしょに炊くだけで、カロリーコントロールができるという特徴を生かした多彩な料理を知ってもらおうと、本格的なレシピ本がこのほど発行された。産学による商品開発も進んでおり、ブームを巻き起す兆しをみせている。 マンナンヒカリの原料は食物繊維「グルコマンナン」を含むコンニャク精粉やでんぷんなどで構成。炊飯後は水を吸って約4倍に膨らむので、少量でも満腹感が得られる。食感や味は通常のごはんとほとんど変わらず、コンニャク独特のにおいもない。食物繊維は玄米ごはんの約2倍だ。 大塚食品は原料を粉末にした後、コメ粒状に加工し、白米と混ぜて炊飯できる食品として開発。約15年前に発売した。 コメ150グラム(1合)に75グラムのマンナンヒカリを配合して炊飯すると、コメ2合相当のごはんになる。マンナンヒカリは炊飯すると白米に比べて水分をより吸収するので、全部食べてもカロリーは33%カットされることになる。 『マンナンヒカリのヘルシーレシピ』 ダイエット効果や健康志向を背景に、若い女性や糖尿病患者らの間で評判を呼び、需要はじわじわと増加。企業などの社員食堂や東京・銀座の高級すし店でも採用されるなど、知名度が高まってきた。 ごはん以外の料理メニューに対する要望も増えてきたため、このほどレシピ本『マンナンヒカリのヘルシーレシピ』(日本文芸社発行、大塚食品監修、税別1000円)が出版された。 同書では、カレーやおにぎり、炊き込みごはんといった定番のごはん料理以外に、サラダやチーズケーキ、ヨーグルト、クッキーなどデザートを含めて約70種類のレシピを紹介。おいしく味わいながらカロリーをコントロールできるように工夫されている。 |
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