09.02月25日 | ||
Yahoo!リサーチ、「男性の美容」に関する調査 | ||
Yahoo!リサーチ、「男性の美容」に関する調査 おしゃれ・身だしなみとは・・・男性は 「マナー」、女性は「ビューティー」 おしゃれ・身だしなみに気を遣う男性のうち、3人に1人が髪の「つや」「香り」まで配慮 <調査結果トピックス> ・ 20?30代男性、おしゃれ・身だしなみに気を遣っている人は 5割以上 ・ 男性のおしゃれ・身だしなみは他人に迷惑をかけないための 「マナー」 、女性は「ビューティー」 ・ 「香水」「制汗剤」などの“匂い・香り”ケア、男性の3人に 1人が実践 ・ おしゃれ・身だしなみに気を遣う男性の3人に1人が髪の「つや」 「香り」まで配慮 ・ 男性のヘアケア高意識層は、「ツバキ」など女性向け高級シャ ンプーの利用率が高め ・ 高級シャンプー購入の男性、6割が「女性向け商品」と認識。 でも恥ずかしさはなし Yahoo!リサーチを運営するヤフーバリューインサイト株式会社 (本社/東京都中野区、代表取締役社長:田部 信)は、「男性の美 容」に関する調査を2008年12月22日?12月28日、自社調査専用パ ネルを対象に実施しました。 女性向けのヘアケア市場は、成熟市場でしたが、ひところは 「高級シャンプー戦争」とも称され、新ブランドの投入が相次ぎ ました。このような女性主導のヘアケア市場における男性の利用 実態や意識などを調査しました。 ◇◆◇ 調査結果概要 ◇◆◇ 〔1〕 20?30代男性、おしゃれ・身だしなみに気を遣っている人 は5割以上 +-------+------+------+------+------+------+------+ 首都圏(1都3県)20?39歳男女における「身だしなみ・おしゃれ」 に対する意識は、「(非常に+やや)気を遣っている」と答えた人 が女性75%、男性51%と、男性でも5割を超える結果となりました。 〔2〕 男性のおしゃれ・身だしなみは他人に迷惑をかけない ための「マナー」、女性は「ビューティー」 +-------+------+------+------+------+------+------+ 特に気にかけているおしゃれ・身だしなみは、 男性では「体臭 ・口臭」(48%)、「髪型・ヘアケア」(47%)、「スタイル・体型」 (46%)、女性では「顔のスキンケア」(65%) 「スタイル・体型」 (55%)、 「髪型・ヘアケア」 (51%)が上位を占めました。髪型 や体型は性別に関わらず気を遣っている点となりましたが、最も 気を遣っているところは男性は「体臭・口臭」女性は「顔のスキ ンケア」と男女で全く異なる結果となりました。 おしゃれ・身だしなみは、男性にとっては他人に迷惑をかけな いための「マナー」、女性にとっては「ビューティー」という位 置づけとなる様子です。 〔3〕 「香水」「制汗剤」などの“匂い・香り”ケア、男性の 3人に1人が実践 +-------+------+------+------+------+------+------+ フェイスケア・ボディケア用品の利用率については、「メイク アップ用品」「化粧水・ローション」「UVケア」「乳液・モイス チャークリーム」などの化粧・美容関連アイテムでは、やはり男 女差が大きく、いずれも50ポイント以上の差でした。 しかしながら、「制汗デオデラント」「香水」などの匂い・香 り関連アイテムや、「洗顔料」「脂取り紙」などの顔の清潔さを 保つためのアイテムでは比較的男女差が少なく、男性の利用率も 高めの結果となりました。 〔4〕 おしゃれ・身だしなみに気を遣う男性の3人に1人が髪の 「つや」「香り」まで配慮 +-------+------+------+------+------+------+------+ 【おしゃれ・身だしなみに気を遣っている人】がヘアケアの中 で気を遣っていることのトップ3は、男性では「頭皮(ふけ・かゆ み・皮脂など)」 「薄毛・抜け毛」「髪のボリューム」、女性で は「髪のダメージ」「髪のつや」「スタイリングのしやすさ」と 、男女で全く異なる結果になりました。 一方で、男性の中でも「スタイリングのしやすさ」、髪の「ダ メージ」「香り」「つや」といった女性並みのケア意識を持って いる人が3?4割強存在するようです。 〔5〕 男性のヘアケア高意識層は、「ツバキ」など女性向け 高級シャンプーの利用率が高め +-------+------+------+------+------+------+------+ おしゃれ・身だしなみに加え、ヘアケアにも気を遣っている 【ヘアケア高意識層】の男性(男性全体の約25%)の利用シャンプ ーブランドを男性全体と比較すると、「ツバキ」が4位→2位、 「パンテーン」が5位→4位、モッズヘアがランク外→5位と順位が 上がり、逆に「サクセス」が2位→3位、「メリット」が3位→ラン ク外と下がり、ポイント差は僅かながら順位が大きく入れ替わり、 いわゆる「高級シャンプー」に位置づけられるブランドが上位を 占める結果となりました。 これら高級シャンプーブランドが、「つや」「香り」「スタイ リングのしやすさ」などを重視するヘアケア高意識層の男性の利 用に結びついている様子がうかがえます。 〔6〕 高級シャンプー購入男性の6割が「女性向け商品」と認識。 でも恥ずかしさはなし +-------+------+------+------+------+------+------+ 【ヘアケア高意識層】の男性(男性全体の約25%)のうち、高級 シャンプー*を自ら選び購入している男性の購入時の意識は、 『(とても+やや)女性向けの商品だと思った』が59%と過半数に 達する一方、『購入(選択)するときに照れくささがあったか』に は65%が「(あまり+まったく)当てはまらない」と答えています。 ヘアケア高意識層では、「女性向け」の商品と認識しつつも、特 に照れることなく気軽に購入している男性が多いようです。 しかしながら、男性向けシャンプーの充実度については、「(ま ったく+あまり)充実していない」という不満の声が4割を超えて います。これらヘアケアに高意識を持つ男性ならではのニーズを 満たす『男性用高級シャンプー』の商品開発が待たれるところか もしれません。 *「高級シャンプー」=ここではラックス、ツバキ/白ツバキ、パ ンテーン、アジエンス、ヴィダルサスーン、モッズ・ヘアと定義 |