09.05月14日 | ||
クエステック、JASPAからエステ業界紙「マンスリー・プログレス」を買収 | ||
株式会社クエステック(本社:東京都港区、代表:花上哲太郎)は4月30日、JASPA株式会社(本社:東京都新宿区、代表:松下正幸)が発行するエステティックサロン専門の業界新聞「マンスリー・プログレス(Monterey Progress)」と同社運営のエステ関連Webサイト「esthe.net(エステドットネット)」を買収した。 買収額は明らかにしていないが、同紙編集長がクエステックに転籍。同日以降クエステック社内に新たに編集部を立ち上げ発行を継続する。マンスリー・プログレスはJASPA株式会社が発行してきたエステティックサロン経営者向けの業界専門新聞(月刊)。2009年4月現在19,623部を発行している。 同紙を売却したJASPA代表松下氏は「美容関連も魅力はあるが、今後はエコ、環境、介護に重点を置こうと考えており、その路線がえをするためというのが大きな理由。また、介護関連で、寝たきりで動けない方向けのウォシュレット製品が8年程掛けてようやく出来たタイミングで、これから販売に注力していきたいという思いもある」と説明する。今年の4月に入り、もともとクエステック代表の花上氏と親交があったマンスリー・プログレスの編集長を経由して花上氏に売却を打診。4月の末には譲渡が完了した。 花上氏は「エステの分野は、小さな会社が多く、エステだけで全国1万店舗程度ある。それらに対して個別に訪問営業となるとよほどの資本力が必要なる。もともと(エステ関連の)ポータルを運営しており、その営業が事実上のボトルネック。その改善に向けてメディアを持ちたいという思いは前々から持っていた」と説明する。 「エステはほとんどが個人のオーナーさんになるが、インターネットは、ほとんど見ていないというのが実情」(花上氏)。今後は、既に2万部近い読者を抱える紙媒体のメリットを活かし、エステ関連機材を扱うメーカーなどの広告獲得のほか、自社で運営する「きれいになるナビ」「花嫁エステ」のクライアントであるエステサロンのオーナーに対し総合的なマーケティング支援サービスを提供していく考え。6月中旬には、マンスリー・プログレス紙面と連携した美容全般のニュースサイトを開設し、製品リリースの配信や、紙面の記事掲載などをしていく計画。同新聞の広告売上げで、年間5,000万円-6,000万円を見込んでいる。 |