09.07月14日 | ||
健康美容食品使用で「アンチエイジング」「肩こり・腰痛」目的が増加傾向 富士経済調査 | ||
富士経済(本社:東京都中央区)が2009年7月10日発表した健康美容食品(H・Bフーズ)についての消費者アンケート調査によると、健康食品を使用する目的のうち「アンチエイジング・老化防止」「肩こり・腰痛」などで今後の使用意向が高いという。 首都圏在住で、月に1回以上健康食品を利用している20代から60代までの男女にインターネットで聞いた。回答者の85%が、肩こりや腰痛などの悩みを持ち、食事の工夫や体を動かすことに配慮しているという。 目的別の健康食品使用状況では、「アンチエイジング・老化防止」「肩こり・腰痛」「記憶力・脳の活性化」などで、今後の使用意向率が現状使用率を大きく上回った。逆に、現状での使用率が50%を超える「疲労回復」「ビタミン・栄養補給」は、今後の使用意向が現状を下回り、飽和感がうかがわれるという。 また、「ビタミン・栄養補給」「疲労回復」「整腸効果」「スポーツ時の栄養補給」などの目的では健康食品を使用する率が高かったが、「肩こり・腰痛」「スタイル・体重維持」「生活習慣病・メタボ対策」などでは、健康食品以外のものを使用する率が高かった。 購入チャネルは、「ドラッグストア」が最も多く、「通信販売」がこれに次ぐ。また、重視する点は、「効果(機能)」がトップで次が「価格」。年齢別では、年齢が高まるほど「安全性」や「発売元の信頼性」の割合が高くなり、「味」は低年齢層の方が高い傾向が見られた。 同時に発表した特定保健用食品市場の予測では、2009年の市場規模は前年比1.4%増の3561億円の見込み。前年(3511億円)に比べ、低迷からは脱したものの、全体としては力強さを欠くという。とくにミネラル吸収と、コレステロール値改善の両市場が注目されるとしている |