09.12月19日 | ||
無免許でレーザー脱毛 兵庫県警が家宅捜索 | ||
医師免許がないのに、医療行為にあたるレーザー光線を使った脱毛処理をしたとして、兵庫県警生活経済課などは18日、神戸市垂水区のエステ店経営会社「ジェイビー」と、経営するエステ店などを医師法違反容疑で家宅捜索した。客の女性には健康被害が出ているといい、容疑の裏付けを進める。 捜索容疑は、同社の男性経営者(40)、女性店員らが共謀、昨年11月、経営する同市中央区のエステ店で、医師免許を持たない20代の女性店員が女性客に対し、レーザー光線を使って全身脱毛をしたほか、今年2月にも神戸市の別の店舗で、医師免許を持たない別の店員が脱毛行為をしたとしている。 家宅捜索は約20カ所を予定。捜査関係者によると同社は関西、中四国で11店舗を経営。全身脱毛で10数万円と相場より安めの価格を設定し、ホームページ上で脱毛無料体験のクーポン券を配布しているという。 国民生活センターによると、エステ店での脱毛が原因でやけどを負ったなどの苦情は年間、200件前後。厚生労働省は01年、医師免許を持たずにレーザー光線を用いた脱毛行為は医師法に抵触すると、自治体に通達を出した。日本エステティック協会(東京都)は「脱毛はニーズが多い一方、医療と美容のはざまにあり、正しく法律を認識していない店もある」と指摘している |